基本的に楽譜は配られない
黙想と祈りの集いは、参加者が歌を歌うことによって祈りが進んでいきますが、多くの場合、楽譜は配られません。
楽譜はテゼの著作権物にあたるため、基本的に祈りの集いで勝手に楽譜を配るということができないためです。(ウェブサイトや楽譜集から楽譜をコピーして参加者に配る場合には、事前にテゼへの連絡が必要になります。)
そのため、ほとんどの集いでは何も配られないか、歌詞のみを記したプリントが配られることが多いと思います。(歌詞のみを印刷したり、プロジェクタに映す場合は、テゼへの連絡は不要です。)
また、集いによっては、あらかじめ歌う曲を決めず、その場で選曲することがあります。その場合にも、プリントを配ることができないと思います。
ほとんどのテゼの曲は1-2行の短い歌で、何度も繰り返し歌うため、何度か聞いているうちに歌えるようになると思います。楽譜は必ずしも必要でなく、多くの方は手ぶらで参加されています。
楽譜の購入
一方で、歌詞や楽譜がないと難しいと感じる方もいらっしゃることと思います。苦手な耳コピでやっと覚えたと思ったら次の曲……という声もたまに聞きます。
以下のような方は、楽譜があった方が便利だと思います。
- 耳コピが苦手。歌詞やメロディーが正確に聞き取れない
- 初めての歌でメロディーと歌詞を同時に覚えるのは大変
- 楽譜があった方が、祈りに集中できる
- ソプラノのパート以外も覚えたい
- 後で歌いたくてもどんな曲だったか思い出せない
どの楽譜があればいいのか?
テゼの歌が好きで、今後は定期的に集いに参加したいという方は、楽譜の購入を考えてみてもよいと思います。その場合、いろいろな歌集があるなかで、どの歌集を入手すればよいのでしょうか。
日本で行われるテゼの歌による集いで歌われる曲については、まずは次の2冊をお持ちであれば、ほとんどの曲がカバーされると思います。
- 『すべての人よ主をたたえよーテゼ共同体の歌』(サンパウロ)
- 『うたえ 暗闇にとどまることのないように』
(各歌集の詳しい説明や入手方法は、リンク先の記事をご覧ください。)
テゼの日本語の歌集は、2015年2月現在、上記の『すべての人よ主をたたえよ』の1冊のみですが、この歌集に未掲載のテゼの曲を歌う場合があります。この歌集に含まれていないテゼの曲については、今後続編としてサンパウロから出版される予定です。